変形性膝関節症にならないために…

変形性膝関節症(膝OA)は現在多くの患者がいる整形外科疾患です。何百人も診たケースと結果でお話すると多くのケースでは膝を酷使してしまうクセがある人が10年ぐらい(以上)かけて炎症&再生を繰り返した後の状態が変形性膝関節症だと考えております。では膝を酷使してしまうクセがある人とはどんな人でしょうか?結論から足裏で説明すると、生まれつき重心が後ろぎみ(踵寄りに)に力が集まりやすい人です。もっと言うと骨盤が後傾位な位置をキープする方です。このように体の動くクセは個人個人かなり違うので、まず患者さん自身の膝を使うクセを診て➀~③の順で治療すべきです。①治療家に体を触ってもらい今の状態を治療家に知らせる。②実際動いて体の動きやクセを診てもらい指摘してもらう事で気づきを得る。③気づきをご自分で理解する。 →こうして動き方(体の使い方)を多少変えて行かないと、ただ歩いているだけでは歩き方によっては治るどころかドンドン悪くなり変形が進んでいきます。私の個人的な極論で言うと膝が痛いときは歩いてはいけません。特に「ドスドス」歩いてはいけません。仕方なく歩くときは「そろりそろり」と歩いて下さい。炎症が収まり痛みが取れるまで階段歩行が要注意です!特に下りが危険ですのでプライドは捨てて痛い時は登りも下りもエスカレータやエレベーターをとことん使いましょう。関節の炎症を抑えるのが最初のポイントです。痛いのにウォーキングなど自己流トレーニングで治そうとする方が結構います。痛いのに「運動で治すという行為」は炎症している時にかぎってやってはいけません。気合などの根性論で決して治りませんので炎症しているときは必要以上に歩くのは控えましょう。

この様なアドバイスを無視して根性論で無理に歩き続けると、膝はどんどん曲がらなくなり変形はある程度進みます。変形がある程度進んだら整形外科ではオペ(手術)を勧められオペをするとメリットとして膝関節内の痛みからは解放されます、しかしデメリットとして正座が出来なくなったり全力で走る事など出来なくなることが多いです。残念ながらデメリットはあまり語られていません。また当然ですがオペ後数年はリハビリに多くの時間がかかります。それなのにリハビリ後数年~数十年経っても膝の痛み・違和感などで治療院に来る方は結構います。昔苦労してチタンの金属入れたりオペ&リハビリ頑張ったのに数年後に膝の違和感や疼痛があるなんて痛たまれない気持ちになります。私個人的には体の使い方が変わっていなければ繰り返すと思っているのでこの様なケースは少し辛いです。つまり程度が軽いうちに体の動きを見直し・炎症を抑えて保存療法で治るなら治った方が良いのです。早ければ早いほうが良いと思います。

膝に関しては30代~50代などに一度しっかり痛くなった経験がある方がある方がほとんどです。

まずはメール質問などどんなことでも良いです治療家に相談してください。

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